感謝:初の著作が出版されて1年

初の書著『地頭が劇的に良くなる スタンフォード式 超ノート術』が出版されて1年立ちました。

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その間のできごとと言えば…

  • 平均の重版率は1-2割の中、比較的早めに重版がかかる
  • 翻訳出版はさらに低割合と思われる中、中国語版も発売開始
  • 国内では200以上の主要書店で展開、166の図書館で蔵書
  • Amazonでベストセラー1位、レビュー78個(引き続きお待ちしています😆)

本の普及(今回はデザイン思考による仕事術)を通じ、色々な人の生活が向上するきっかになればと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします!

Amazon

www.amazon.co.jp

楽天

books.rakuten.co.jp

ロンドンにある大英図書館(The British Library)

日本の留学生に教えてもらい、ロンドンにある大英図書館(The British Library)へ。

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世界最大級の図書館で、書籍だけでも約2500万冊。イギリスで発行されたあらゆる出版物は、発売1ヶ月以内でここに収集。

書籍以外の資料、雑誌/新聞/地図/切手/絵画なども合わせると約2億点(参考: 日本最大の国会図書館は約4,500万点)

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建物の中には、併設カフェやレストランも。

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自習スペースは金曜の昼過ぎにほぼ満席だったので、土日はもっと混んでそう。

ちなみに、入口でセキュリティチェックがあるだけで事前予約や登録は不要。無料ですぐ入れる。

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King’s Cross駅から歩いて数分。近くにお立ち寄りの際はぜひ。

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ケンブリッジ大学院、今期も半分が終わる

軽く近況報告。

1学期が8週間しかないので、既に今学期は半分以上終わって折り返し中。入学して1ヶ月ほどたち、ようやく慣れてきた。

と思っていた頃に今期の課題がどんどん出されていく。 文章量、日本の修士課程では2年かけて2.5万時ほど書いたが、こっちではそれを4ヶ月でやる。

ハードさは体感比6倍以上🙃

幸い、授業も課題のテーマもすべて面白いと思える内容なので、大変ではあるが今の状況を楽しめている。

悩みとしては「もっと各課題にしっかり取り組みたいが、そこまでやる時間的余裕がない」かな。時間のなさは周囲の学生誰もが言っており、やっぱ大変だよなぁと他人事のように思う時も。

スケジュールに関する裁量権はないので、日本で仕事やってた時よりきつい😇

あと、所属する修士過程の学生代表に立候補したら投票で選ばれた。役割としては、同じコースで学ぶ学生たちの学習環境において不明な点やトラブル等があればその解決をサポート。

コース以外

授業以外に何かをする余裕はほとんどないのだけど、息抜きとして大学の公式/非公式イベント等にたまに顔を出している。

これまで世界20-30カ国以上の人たちと交流・議論できていて、日増しに世界中に知り合いが増えていくので面白い。

写真は、ビジネススクールの玄関先でとったもの。朝の気温は8度以下。秋というより冬の感覚🥶 みなさまもお元気で。

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所属コース

www.jbs.cam.ac.uk

卒論(dissertation, pre-master's)完成

9ヶ月のコースが6/30に終わりました。

来週に予定されていた修了式典やその他イベントは、コロナで全て中止になりましたがようやく一区切り。

卒論

ざっくり研究結果をいうと、大学に起業を支援する制度があっても、研究や勉強に重きを置く別の制度(構造や文化)の影響が強ければ、学生の起業を邪魔してしまう、というお話。

-> 制度同士の衝突やミスマッチがテーマで、大学に限らず組織や政策などが論点のトピックです。

読みたい人はメッセください。起業を支援する制度 (institutional theory)を扱った、ケンブリッジ大学における学生起業のケーススタディです。

"Institutional Misalignments and Academic Entrepreneurship: The Case of the University of Cambridge"

= Critical realism * mixed methods approach * case study

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ロックダウンとクリスマス:ケンブリッジ

イギリスで従来より感染力の強いコロナ変異種が見つかり、ケンブリッジでも三回目のロックダウンが明日26日から開始。

ただ、ここは人口12万人と、都市に比べれば人の数も少なく、街の様子は比較的平穏な印象。

ちなみにクリスマスは祝日のため、お店はどこも閉店中。写真は昨日の街の様子。

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ケンブリッジ大学へ留学

10月から1年ほど、イギリスのケンブリッジ大学イノベーションやテクノロジーに関する研究をすることにしました。

所属はWofson College、コースはAdvanced Diploma in Research Theory and Practice in English (Business Management)です。

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ケンブリッジ概要】

ロンドンから電車で約1時間、「街の中に大学がある」と言われる地域です。

ざっくり1万人の教職員と2万人の学生が、31のカレッジをはじめとした施設・機関でそれぞれの活動を日夜行っています。

キャンパスの敷地も広く、東京ディズニーランドとシーをあわせた面積の3倍弱あります(自転車は必須)。

また、400〜500年以上前からある建物が所狭しと並んでいます。当然、補修もされていたり最近建てられたものもありますが、場所によっては中世にタイムスリップしたかのような不思議な感覚を覚えます。

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【学習領域/研究テーマ】

イノベーションに関する研究と並行して、先端技術と社会変化にまつわる4つのトピックも学びます。

  1. デジタル・イノベーションを促進する組織の構造やデータ活用法
  2. 3DプリンターやAR/VRなどの技術が消費者や企業の行動/活動に与える影響
  3. AIやオートメーションの普及による労働市場の変化
  4. ESG視点を加味した投資/M&Aにおける新たな基準設定とその課題

今年1年の研究テーマは、高等教育機関がテクノロジーベンチャーの創出に与える影響です。

公式な制度(起業支援プログラム等)も重要ですが、特に興味があるのは非公式な制度(その機関における支配的な文化や暗黙的な規範・ルール)です。

公式/非公式な制度がどのように影響しあって、エコシステムとしてのイノベーション創出に関わっているのか、良い点も悪い点も含めて少しでも明らかにしたいと思っています。

具体的には現地のビジネス・スクール出身者を対象にして、定性/定量調査を行う予定です。

【今後の展望】

2012年からデザイン思考という方法論を土台にしたイノベーション活動の支援やプログラム提供を行ってきました。

イギリスに来ても事業を続けれるよう、2年ほど前から採用など組織づくりやその他準備をやっていましたが、コロナで全部ふっとびました笑。既存の継続的な依頼/プロジェクトを除き、事業は一旦休止状態となっています。

かのニュートンもペストで休校中に万有引力を発見したと言われているので、10年以上先のことを毎日考えられる良い機会として勉学に励みたいと思います。

今後もイノベーションに関わる領域で活動を続けていくのは変わりません。今年からは少し範囲を広げてヨーロッパやアフリカも対象にできたらと考えています。