Design Your Life:9日目(後半)

■午後

<2:design your life>
その昔Appleでマウス開発に関わったこともある、現スタンフォード大学講師のDave Evansによる講義(Dave担当の授業シラバスこちら)。

今日のテーマは「自分のキャリアをいかにデザインするか」。

Dave

世の中には2つの問題がある。
  1. 正解がある(バスと電車だとどちらが早く着くか
  2. 正解がない(バスと電車のどちらなら旅が楽しくなるか
「正解がない問題は、自らその展望をデザインする必要がある」

…というのが根幹のメッセージだと受け取った。すると、問題解決能力には2つあることに。
  • すでに存在する「正しい解答」を探す能力:集中力・収集力
  • 自分の力で「最適な解答」をデザインする能力:発想力・創造力
■これからの教育に必要な力は?
前者の能力は産業時代に求められていたスキルだよなーとおもう。
学校教育では前者の能力が身につく。

トフラーの『第三の波』でも、19世紀から始まった産業化によって
  1. 勤務時間を守り、
  2. 上司の命令にそのまま従い、
  3. 単純作業を繰り返し実行できる人
を育てることが学校教育の目的となっていたと言及していた。
『第三の波』(洋書)

この逆をいくなら、これからの時代に必要なのは
  1. 時間の枠を飛び越え、
  2. 上下関係なくアイデアを取り入れ
  3. 複雑な発想を形にできる人
を育てる教育、ってとこだろうか。

で、講演の主な中身は「どうやってつながりたい人とスムーズにつながるか?」という話へ。
(詳しくはitoyan's diaryの後半に書いてあるので興味ある方はそちらを)


最後にベランダに出て簡単なネットワーキングのワーク。
  1. 趣味と仕事・専攻の2つの分野で「自分の知りたい情報」を書き出す
  2. ESIプログラム参加者29人の中から「この情報に詳しい人知ってる?知ってたら紹介して!」と聞いて回る
意外と身近な人が自分の役に立つ情報を知っていたり、有益な人を紹介してくれることがわかる。

情報発信することの重要性を実感できるワークだった。