超充実の1日。Design thinking Boot Camp!:8日目
夜のミートが重なり、あっという間に夜型に・・・。
昨日からスタンフォードに移動してCreekside Innというホテルに滞在中。
■朝
<1:読書>
7時起床。
日本から持ってきていた『Designing for Growth: A Design Thinking Tool Kit for Managers』に目を通す。
デザイン思考のプロセスをビジネス視点で解説している本。
d.schoolのプロセスとは表現が違うけれどやってることは基本一緒。以下の4ステップ。
- what is(現状把握:empathize, define)
- what if(未来のイメージ:ideate)
- what wows(驚きの提案:prototype)
- what works(具現化:test)
(d.school式のプロセスはこの記事後半で紹介)
他のデザイン思考本も読んで比較してみたいところ。
■午前
<2:スタンフォード大学到着!>
今日は1日中、スタンフォード大学内にあるd.schoolでデザイン思考のブートキャンプ。
アメリカ初訪問なので、当然スタンフォード大学も初訪問。
敷地が死ぬほど広い |
教会 |
<3:d.schoolへ>
d.schoolは通称で、正式名称は「The Hasso Plattner Institute of Design」。
IDEOの創業者でもあるDavid Kelly教授によって2004年に設立された。
エントランスにある表示 |
中に入るとエンブレム |
談話スペース |
2 studio(今回の会場) |
こっちは1 studio(のはず) |
Boot camp始まるよりかなり早く着いたので中をふらふら。
いたるとろこにホワイトボードとポスト・イットが。
デザイン思考のプロセス |
デザイン現場におなじみのポストイット |
ビジュアライズ |
プロトタイプ作成部屋 |
プロトタイプを作るための様々なアイテム |
アイスの棒 |
カラーペン |
ペーパークリップ |
プロトタイプの草案?? |
「使った後は片付けを!」 |
■ギフトギビング・エクササイズ
ふらふら見てると時間が来たので部屋に移動。
今日の講師はAdam Royalty。冗談好きで終始笑いが起こっていた。
まずはデザイン思考のプロセス全体を体感するため、d.schoolのサイトでもワークシートを公開しているThe Gift-Giving Exerciseを行った。
このエクササイズのおおまかな流れ。
ふらふら見てると時間が来たので部屋に移動。
今日の講師はAdam Royalty。冗談好きで終始笑いが起こっていた。
まずはデザイン思考のプロセス全体を体感するため、d.schoolのサイトでもワークシートを公開しているThe Gift-Giving Exerciseを行った。
Adam Royalty |
このエクササイズのおおまかな流れ。
- 二人一組ペアになる
- ペア相手の「プレゼント経験」をインタビュー。
- 「なぜそのプレゼントを選んだか」「渡す時に苦労したことはあったか」など掘り下げ、ペア相手の真のニーズを理解する
- そのニーズを満たすための製品やアイデアを考える
- アイデアを形に(プロトタイプ作成)してペア相手からフィードバックをもらう
■デザイン思考のプロセスと今回のエクササイズの関連性
Process of Design Thinking by d.school |
- Empathize(相手にインタビュー)
- Define(真のニーズを見極める)
- Ideate(相手のニーズを満たすためのアイデア出し)
- Prototype(実際に手を動かしてプロトタイプ作成)
- Test(相手にプロトタイプを見せてフィードバックをもらう)
デザイン思考におけるポイントは2つ。
EmpathizeとPrototype。
■Empathize
価値ある製品やサービスを生み出そうと思ったら、まずは利用者が何を感じているか気持ちや考え、発言や行動に共感する必要がある。
仮に、利用者のことを考えないで「これはいいアイデアだ!」と一方的な思いでつくられた製品やサービスがあったとする。
大抵「これ、いったい何がしたいの?」と、何も価値を提供できずに終わる可能性が高い。
誰かに利用してもらうことが前提なのであれば、まずはEmpathizeステップをしっかりやる必要あり。
■Prototype
ニーズの把握がうまくできたら、今後は試作品を作る。
手に取れるものをつくることで、当初のアイデアや「理解できた」と思っていた利用者のニーズにズレがあったことが見えてくる。
もしくは、手を動かすうちにもっとよりよいアイデアを思いついて製品やサービスの改善ポイントがみつかるかもしれない。
実際に教室内にある色々なパーツを使って試作品を作ったんだけど、工作の時間みたいで楽しかった。
みんなでプロトタイプ作り |
今回作ったプロトタイプ |
昼ごはんを食べた後に、チーム毎に別れてチーム別の課題に取り組む。
既に1.Empathizeと2.Defineが終わっていたので、3.Ideateにとりかかる。
How might we...?
と自分たちに問いかけながらアイデアをふくらませる。
そして出てきたアイデアを、以下3つの評価軸で採点。
で、評価の高かったアイデアからさらに発想をふくらませ、4. Prototype作成へ。
そして、他チームの人にプロトタイプを体感してもらってフィードバックをもらう5. Testを実施。
そして出てきたアイデアを、以下3つの評価軸で採点。
アイデアを評価 |
プロトタイプで生まれたタイムライン・シェアリング |
そして、他チームの人にプロトタイプを体感してもらってフィードバックをもらう5. Testを実施。