iVisited Apple & I LIKE facebook:13日目
友達の紹介で昼にApple社、夕方にFacebook社へ訪問
■Apple
12時過ぎに本社到着。
元Microsoft社員で現在iOS開発に携わるMigsに案内され、食堂へ。
サラダやピザはもちろん、日本食も沢山あった。そば、すし、うどんなど。
日本食は、ジョブズ自身がこだわってあれこれ注文つけてたとか。
面白そうだったのでそばサラダを注文。8ドル。美味しかった。
あと、りんごは全部無料らしい。
<Appleで最も重要なこと>
一緒にメシ食いながら色々お話。
「Appleにおいて最も優先順位が高いことは?」
「User Experience(顧客体験)。例えばある製品の〇〇率(聞き逃した)が68%だったと実験でわかったとする。でも、それじゃ不十分だ。それだけで製品の良し悪しがわかるわけじゃない」
User Experienceを直訳すると顧客体験だがけど、話し聞いてると「感動提供」とかそういう感覚に近い気がした。
「User Experienceを重視するために、何に気をつけている?」
「実際にできた製品を手にとって触った時の直感だね。使ってみて違和感があるならそれはダメな製品だから」
新技術が利用されていたり実験データが素晴らしいものであったりしても、実際に使ってみて微妙ならその製品はアウト。
実にAppleらしい考えだと思った。
と同時にそういう発想がトップだけでなく製品開発に直接関わる技術者に浸透していることも印象的だった。
部屋の入口ですれ違う時に、向こうから歩いてきたジョブズがドアを開けてくれて「ありがとう」と言ったのが最初で最後の会話とか。
「普通に考えて他にもっと言うことあるよな。自分のアイデアをプレゼンするとか。もっとましなこと言えばよかったよ」と笑いながら言っていた。
その後彼に案内されてApple Storeへ。
友達にみやげ買って、その後は記念撮影。
会社入口の看板前 with 食堂無料りんご |
<エントランス&食堂>
2週間前にFacebookで働き始めたトルコ人のErbilと待ち合わせ。エントランスの絵が印象的。
ちなみにこの絵はザッカーバーグも書いて(?)いる。
詳細以下のビデオを。
完成版 |
この女性はレディオ・ガガらしい |
受付の人が超機嫌悪そうだった。笑 |
サインアップの字が汚かったのでこんなパスに |
開放的な雰囲気の食堂 |
ビールも飲み放題。飲んでみた友達曰く「まずい」とのこと笑。
俺は飲んでないからわからないけど、食べ物は全部おいしかった。
ベジタリアン向けメニューをチョイス |
Erbilと話して伝わってきたのはfacebookのスローガン。
make it betterひたすら改善、改善、改善。
ちょっと気になって聞いてみた。
「新しいものを生み出すのと、既にあるものを改善するのどっちが好き?」なるほど。
「改善することは新しいものを生み出すことでもあると思う」
Erbilの仕事はマネージャーらしいのだが「一般的な企業のマネージャーとは違う」とのこと。
「僕も最初は混乱したよ。数千人オーバーのスタッフがいるのにマネージャーは16人しかいないって聞かされて『どういうこと??』と思ったし」面白かったのは評価に「いいね」を利用するということ。
「facebookページでプロジェクト管理をしている。ウォールにポストされたアイデアに対していいねが多くつけばそれはよいアイデア。よい仕事をしたことになる」
「会社のミッションは世界をよりオープンに、よりつながりのある状態にすることだけど、それだと抽象的。もう少し具体的なレベルで考えるために、どれだけのインパクトを周囲に提供したかを見ることが大事」新規プロジェクトの立ち上げも「やりたい人がやればいい」とのこと。
食堂で自分のアイデアを伝えて、賛同してくれる人をリクルート。
人が集まれば即スタート。
友達がこんな質問もしていた。
「仕事ができない人っていた?」予想以上に自由で「オープンな世界」を地でいく様子が伝わってきた。
「いないね。ほんとみんな優秀だから。といってもfacebookで働き始めてまだ2週だからなー笑。まあ、仮に馬が合わないと思えば違う人を探せばいいし、参加しているプロジェクトが微妙だったら違う仕事や環境を選べばいい」
そこから少しマネジメントの話に。
「いわゆるトップダウン式のシステムは短期的には成果がでるかもしれない。でも、ガチガチのシステムにしてしまうと長期的な変化に対応できない。自由に動ける環境が重要になる」ふと、ドラッカーが言及していた、知識労働者の理想的な働き方を思い出した。
自分なりに彼の話を整理するとこんな感じ。
- 短期:今日はどんな仕事をしたか?
- 中期:どれだけのインパクトを提供できたか?
- 長期:世界はオープンになったか、人々のつながりは増えたか?
- 優秀な人材
- 自由なワークスタイル
- いいねを利用した評価
IDEOもそうだったけど、こういう会社がたくさんあれば仕事楽しめる人増えるんだろうなーと思った次第。
いい勉強になりました。
社内にあるリアル・ウォール |